ご挨拶
COCヨットポイントレースに参加の皆様、また参加しようと思っている皆様、
5月15日(日曜日)に、約6年ぶりにポイントレースを再開することができました。
まずは再開できたことを皆様に感謝し、御礼申し上げます。
久しぶりの再開ということで、レースと名前はついておりますが「クルージングの延長」
と考えていただいて、安全第一!ルールについても大きなルールのみ決めて始まりました。
レースというと敷居が高いと感じる方も多いと思います。
このレースは、ボートの方もヨットの方も「乗ってみたいなあ」とか「やってみようかな」と
少しでも興味がわいたら同乗も可能だし、クルーがいればという方には誰かが同乗といった
ことも可能な限りやってまいります。
今年度は、5月・6月・7月・9月・10月の5戦、予備に11月の第3日曜日を予定します。
復活したポイントレースに多くの艇が参加してくれました。
おかげさまで、2016シーズンは本日11月20日の第6戦をもって終了しました。
第4戦は海上荒天のため中止になりましたが、5戦10Rが行なわれました。
第1戦は強風ではじまり、第6戦は無風に近く我慢のレースとなりました。
参加いただいた艇のキャプテン並びにクルーの皆様ありがとうございました。
※ こちらのポイント取得表はクリックで拡大できます。
別ウィンドウで開きますので見終わりましたらお手数ですが表のウィンドウを閉じてください。
レース参加艇の皆様、第5戦は初参加の挺を含め10艇の参加がありました。
参加いただいた皆さん、ありがとうございました。
第5戦を振り返ってみると、ルール上の問題が顕著に現れたレースだったと いっていいかなと思います。
COCポイントレースの復活とともに第一に掲げたのは「安全第一」であり、全くの
レース初心者でも参加してみようと思えるレースであること。以上2点を柱として
復活しました。
復活にあたり大きなルールのみ決めるという決定に至りました。
それは
1:他船には近づかない
2:優先権は海上衝突予防法に合わせる
この2つです。
ヨットレースには細かなルールがたくさんありますが、まずは「レースを楽しめること」
「初心者でも参加できる雰囲気のレースであること」の2つを大前提にすることで
「他船に近づかない」・「衝突予防法に合わせる」だけにしました。
何度かレースをするうちに参加艇の操船スキルはめきめき上達してますよね。
レースのスタートなんて、初戦ではスタートを切るのに5分〜10分かかっていたのが
最近ではすべての艇が数分以内にスタートを切っていきます。
それはマーク回航も同じです。いつも本部艇に乗っているので近くで見てるわけでは
ありませんが、双眼鏡越しに凄いなあと感心しております。
みんなが上手になってくると、スタート時の優先権・回航時の優先権など、ヨットレースのルール とマリーナローカルルールには大きな違いが生じてきます。
今回の第5戦はローカルルールですから、大きな2つのルールしかありません。
1:他船には近づかない
2:優先権は海上衝突予防法に合わせる
なので、レースとなると夢中にもなるし熱くもなりますが、まずは1番2番です。
レースと名前がついている以上矛盾することですが、お先に行かせて、後ろから抜き去るなんて カッコイイじゃないですか。
相手は敵ではなくて、みんなCOCの仲間ですから!
私にも経験がありますが、ローカルレースであっても熱くなると船同士で権利の主張
を大声でやり取りしますね。みんなわかってるならそれでもいいんです。同程度のスキル
により、ルールの熟知度により、参加艇が皆わかっている場合ならばいいんです。
でも、大声の主張し合いがその船の性格に合わず1度の出場でレースをやめてしまう艇もいて残念
な思いをたくさんしました。
このような経験から、COCポイントレースは初心者参加型であり、長く続けることによって
操船スキルも自然と上がってゆく。もっとレースに特化したくなったら外のレースにエントリー
するといった選択肢もあります。そのなかで、大きなルールだけのローカルレースもあって
いいのではないかと思います。
これから先、ある程度ルールはルールとしてスタート時と回航時だけでもレースルールを習得
することは(知識として)大切だと思っています。そして、本当の?ルールはこうだけどマリーナの
ポイントレースにあっては「これがマリーナルール」として遊んでいただけたら良いなと思います。
ローカルルール縛りだと、みんな2番ルールにより右側エンドに集まってくるんじゃないか
という接触事故を心配しなければなりません。これはスキルアップした証拠だと思うのです。
でもでも、1番ルールにより「常に見張りを」の精神で他船を注意深く確認しておく必要がありますから
どのルートで帆走するかを瞬時に決める習慣が身につくと思います。最高じゃないですか?
他船に近寄らないようにスタート・回航をするには
どのルートを帆走するか、操船技術もセールトリムも必要ですから、こちらも最高です!
COCポイントレースはこれからも安全第一と楽しいレースを目指します。
9月18日の第四戦は荒天のため中止になりましたので、ポイントレースは
10月16日と11月20日の2戦を残すのみとなりました。
残り2戦で4Rあります。
現在トップの艇も、4R残ってますので逆転される可能性もあるし、現在2位3位
の艇は逆転優勝を狙っていただきたいと思います。
10月16日のレース終了後、来年のレースに向けてルールを含めたミーティング
をしたいと思います。
食べ物・飲み物は各自で用意のこと。運転しない人はアルコールもどうぞ。
レース前のキャプテンミーティングの際に弁当の注文もできます。
色々と意見を聞きながら盛り上げて行きたいと考えています。
配布している結果一覧はエクセルデータです。シートを選択して頂く事によって該当年度の結果がそれぞれご覧になれます。
さて、第1戦
9艇の参加をいただきました。
8〜10mの北風の中のスタートとなりました。
上マークと下マークの間は0,7NMに設定して4レグの流し込みフィニッシュにしました。
過去にレースに参加したことがある艇と初めて艇では当然スタートに差が出ますが、
それでいいんです!!
1戦目はバタバタしていた艇も、2戦目のスタートはしっかりできたりと、たったの1回で
スキルはガンガン上がっているように思いました。
結果は別表にありますのでご覧下さい。
(本文下のリザルトインフォメーションからエクセルデータをダウンロードできます)
いつもはクローズからアビームにかけて走りやすいコースを取って爽快なセーリングを
し、ある程度までいったところで「そろそろ帰るか」というセーリングが多いと思います。
それはそれで快適なセーリングに間違いはありません。
しかしながら、マークを回るということ、これはコースを選んでいかないと早くマークを回ること
ができませんから、自分の船の特性とセールトリムでコースを選んで、他艇よりも早くコース
を回ればトップでフィニッシュ(笑)となるわけです。
アップウィンドとダウンウィンドの帆走の違いを感じ、自分の描いたコースの通りに帆走させる
ことが相当なスキルアップになると思います。
大きな船はそれだけで早いのも事実ですから、艇長によるハンデもあったりします。
何よりも安全第一で、楽しみながら続けていきましょう!